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機能性フィルム

2022.06.21

帯電防止フィルム・導電性フィルムの種類と選定ポイントを徹底解説

永久帯電防止フィルム袋

永久帯電防止フィルム袋

永久帯電防止フィルム袋-超広幅(2,780mm)-

永久帯電防止フィルム袋-超広幅-

導電性フィルム(超広幅:1,800mm)

導電性フィルム(超広幅:1,800mm)

INDEX
  1. 帯電防止・導電性フィルムについて
  2. 導電性フィルムについて
  3. 永久帯電防止フィルムについて
  4. 非帯電フィルムについて
  5. 過去当社にいただいた帯電防止フィルム・導電性フィルムに関するQ&A

帯電防止・導電性フィルムについて

帯電防止・導電性フィルムについてのイメージ

まずは、帯電防止・導電性フィルムについてお伝えいたします。価格と抵抗値の関係性をマップにしてみました。包装フィルムはそもそも原料である樹脂が絶縁体に近い抵抗値を持ちます。その為、抵抗値が高いというのが一般的であり、抵抗値が低いフィルムというのは何かしらの加工・特殊素材が必要と言えます。結果として単価は少し高くなっています。見て頂くとわかる通り、「導電性フィルムは抵抗値が低く抑えられ、最も価格が高く」、「常時高い抵抗値を持つ帯電防止フィルムは、単価が低いですが、帯電防止の機能を失いやすい」と言えます。これらを充分に踏まえて、フィルムの選定を行わなければなりません。順番にフィルムの特性についてご紹介いたします。

「帯電防止フィルム原反の製品事例」はこちら>>>
「帯電防止フィルムの原理~帯電防止剤について~」はこちら>>>
「帯電防止フィルム屋が解説【帯電防止性と導電性の違い】」はこちら>>>
「~帯電防止剤の作用機構(ノンブリード型)~」はこちら>>>
「~ブリード型・ノンブリード型のフィルム~」はこちら>>>

導電性フィルムについて

導電性フィルムについてのイメージ
導電性フィルムについてのイメージ

主な用途・成形可能サイズ・特性としては右に記載の通りです。ポイントとしては、永久帯電フィルムと比べると抵抗値が非常に低く、10の4乗〜7乗 Ω程度の抵抗値を持ちます。他の素材と比較してある程度の抵抗値がある分、帯電をすることもありますが、絶縁性・半導体といったものの抵抗値とは異なるため、大きな障害を招くことはありません。低い抵抗値であることから、電気を帯び続けることは無く、静電気による電気機器への障害を生む可能性を緩和することができます。

主な用途としては下記のような場合ございます。

1.粉体などで爆発性のある材料の防爆フィルムシート
2.ICや半導体などの静電気を嫌う内容物のパッケージフィルム袋
3.トナーカートリッジのシート用フィルム
4.静電気を嫌う内容物への緩衝材、発泡材としての袋・フィルム

「導電性フィルム(超広幅:1,700mm)最大3,000mm」はこちら>>>

永久帯電防止フィルムについて

永久帯電防止フィルムについてのイメージ
永久帯電防止フィルムについてのイメージ

次に、永久帯電防止フィルムです。主な用途・成形可能サイズ・特性としては右に記載の通りです。当社の永久帯電防止フィルムは、優れた帯電防止性を兼ね備えています。フィルム自体に帯電防止効果を保持し、湿度依存性がほとんど無く、安定した表面抵抗値を長時間維持します。(参考値:10の10乗Ω程度)

先にご紹介した導電性フィルムと比較すると、抵抗値が高いですが、価格が安価となるので導電性フィルム程の機能が不要な箇所に最適なフィルムと言えます。

「永久帯電防止フィルムに関する特徴・特性」はこちら>>>
「永久帯電防止フィルム原反の製品事例はこちら」>>>
「永久帯電防止フィルム袋の製品事例はこちら」>>>

非帯電フィルムについて

非帯電フィルムについてのイメージ
非帯電フィルムについてのイメージ

最後に、非帯電フィルムです。主な用途・成形可能サイズ・特性としては右に記載の通りです。永久帯電性防止フィルムと異なり、湿気により帯電効果を引きだします。粉末調味料は、静電気を必要以上に帯びてしまうと充填時や開封時の作業がやりにくくなります。食品ロスならびにコスト面での無駄につながるため、このような帯電防止フィルムを用いることでロスの低減が可能です。

ただし、長期保存などには向かないフィルムと言え、長期保存をしたい場合には永久帯電防止フィルムをおススメしています。導電性・永久帯電防止フィルムと比較して、価格が安価であるので導入しやすいフィルムです。

「非帯電防止フィルムを実現する帯電防止剤について」はこちら>>>
「非帯電防止フィルムが必要となる理由」はこちら>>>

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